結論:迷ったらこう選べばOKです。
- .jp を取るなら → Xserverドメイン(更新料金が安く、上乗せ料金もない)
- .com を取って、Cloudflareでサイトを公開するなら → Cloudflare Registrar(原価のみで最安クラス)
- とにかく安心感を重視するなら → さくらのドメイン(料金は高めだが、シンプルで堅実)
選ぶときに見るのは「更新料金」
ドメインは、取ったあと毎年「更新料金」を払って使い続けるものです。「初年度1円」「取得0円」といった広告はよく見かけますが、安いのは最初の1年だけ。2年目からは通常の更新料金がかかります。
会社やお店のホームページなら、5年・10年と使い続けるのがふつうです。比べるべきは「最初の値段」ではなく「毎年の更新料金」です。
この記事では、次の2つの軸で星5つの評価をつけました。
- 安さ:.com と .jp の更新料金(上乗せ料金を含めた実際の支払額)で評価
- 信頼:運営会社の規模と実績、料金のわかりやすさ、営業メールや不要なオプションのすすめの少なさ、日本語サポートで評価
5社の評価一覧
| サービス | 安さ | 信頼 | ひとことで |
|---|---|---|---|
| Xserverドメイン | ★★★★★ | ★★★★★ | .jp の更新が安く、上乗せなし。バランス型 |
| Cloudflare Registrar | ★★★★★ | ★★★★★ | 原価のみで最安クラス。ただしドル建てで円安に弱い・.jp は扱いなし |
| さくらのドメイン | ★★★★★ | ★★★★★ | 高めだが、料金がシンプルで堅実 |
| お名前.com | ★★★★★ | ★★★★★ | 国内最大手。初年度は安いが、更新時は上乗せあり・営業メールが多め |
| ムームードメイン | ★★★★★ | ★★★★★ | 画面がわかりやすく初心者向け。更新時は上乗せあり |
※ 評価はYKプランニングの考えによるものです。料金やサービス内容は変わることがあるので、申し込む前に各社の公式ページで最新の情報を確かめてください。
料金の比較表
2026年10月時点で、各社の公式ページに載っている料金です(税込・1年あたり)。
| サービス | .com 取得 | .com 更新 | .jp 取得 | .jp 更新 | 上乗せ料金 |
|---|---|---|---|---|---|
| Xserverドメイン | 0円 ※1 | 1,721円 | 0円 ※1 | 3,102円 | なし |
| Cloudflare Registrar | 約10.5ドル | 約10.5ドル | 扱いなし ※2 | なし(原価のみ) | |
| さくらのドメイン | 3,220円 | 3,220円 | 3,982円 | 3,982円 | なし |
| お名前.com | 1円 ※3 | 1,408円 (調整費込み 約1,767円) | 1円 ※3 | 3,124円 (調整費込み 約3,921円) | サービス維持調整費 25.50% |
| ムームードメイン | 750円 | 1,728円 +調整費 | 990円 | 3,344円 +調整費 | サービス維持調整費(率は公式ページに記載なし) |
- ※1 Xserverドメインを初めて使う人が、.com か .jp のどちらか1つを取るときに限ります。条件に当てはまらない場合、取得料金は .com 1,721円、.jp 1,980円です。
- ※2 2026年10月時点で、Cloudflare Registrar は .jp を扱っていません。料金はドル建てなので、円での支払額は為替によって変わります(1ドル150円なら約1,600円、180円なら約1,900円)。
- ※3 1人1個限りの特別価格。2個目以降は .com 750円、.jp 1,860円です。
- お名前.comの「調整費込み」は、更新料金に25.50%(2026年10月1日からの率)を足して計算した目安です。
10年使ったときの .jp の更新料金の目安
1年目の取得料金を除いた、2〜10年目の9年分の更新料金です。毎年の差は小さく見えても、積み重なると変わってきます。
| サービス | .jp 更新料金(9年分) |
|---|---|
| Xserverドメイン | 約27,900円 |
| お名前.com(調整費込み) | 約35,300円 |
| さくらのドメイン | 約35,800円 |
※ 料金が今のまま変わらなかった場合の計算です。実際には値上げや調整費の率の変更があり得ます。
各社のくわしい評価
Xserverドメイン .jp ならおすすめ
レンタルサーバー大手のエックスサーバー株式会社が運営しています。.jp の更新料金が比べた中でいちばん安く、上乗せ料金もありません。
- 良いところ:更新料金が安くて、表示価格どおりに払える。日本語のサポートがある
- 気になるところ:0円で取れるのは初めての1つだけ
Cloudflare Registrar .com ならおすすめ
サイトの高速化やDNSで世界的に使われているCloudflareのドメインサービスです。上乗せなしの原価のみで、取得と更新が同じ料金なのが特長です。CloudflareでDNSやサイトを管理しているなら、ドメインの管理も1か所にまとめられます。
- 良いところ:更新料金が最安クラス。値上げ商法や営業メールの心配がない
- 気になるところ:.jp は扱っていない(2026年10月時点)。サポートは英語のチケットが中心
- 気になるところ:支払いはドル建てなので、円安になると円での支払額が上がる。1ドル約165円を超えると、.com の更新料金は Xserverドメイン(1,721円)より高くなる計算です
さくらのドメイン 安心感重視なら
国内の老舗データセンター会社、さくらインターネット株式会社のサービスです。料金は比べた中では高めですが、取得と更新が同じ料金で、上乗せもなく、とてもシンプルです。
- 良いところ:料金がわかりやすい。運営会社が上場企業で長く続いている
- 気になるところ:.com・.jp とも、ほかより年に1,000〜1,500円ほど高い
お名前.com
GMOインターネットグループが運営する、国内最大手のドメインサービスです。初年度1円で取れるので、最初の一歩としてはよく選ばれます(YKプランニングの yk-planning.jp もここで取りました)。
- 良いところ:取り扱うドメインの種類が多い。会社の規模が大きい
- 気になるところ:更新時は「サービス維持調整費」が上乗せされる。営業のメールや、レンタルサーバーなどのおすすめ表示が多く、初心者は迷いやすい
- 気になるところ:管理画面に、有料のサービスやオプションをすすめる案内やボタンが多く、本当に必要な操作がどれか迷いやすい。申し込む前に、それが有料かどうかを必ず確認しましょう
すでにお名前.comで取っている場合も、すぐ乗り換える必要はありません。自動更新を設定しておけば、問題なく使い続けられます。
ムームードメイン
GMOペパボ株式会社が運営する、画面がやさしくて初心者に人気のサービスです。
- 良いところ:画面がわかりやすい。取得料金が安い
- 気になるところ:更新時に「サービス維持調整費」が上乗せされるが、料金ページに率が書かれていない
ドメインでよくある失敗と防ぎ方
ドメインのトラブルは、サイトもメールも一度に止まってしまうのがこわいところです。よくある失敗をまとめました。
1. 更新を忘れて、サイトもメールも止まった
更新期限を過ぎると、サイトが表示されなくなり、そのドメインのメールも届かなくなります。期限切れのあとに取り戻そうとすると、通常の更新料金よりかなり高い「復旧費用」がかかることがあります。さらに放置すると、他人に取られてしまうことも。
自動更新をオンにしておく。登録しているクレジットカードの有効期限が切れていないかも年に1回確認する。
2. クレジットカードが切れていて、自動更新が失敗していた
自動更新にしていても、カードの期限切れや限度額で決済が失敗すると、更新されません。カードを作り直したときに気づかないことが多い失敗です。
カードを替えたら、ドメインの管理画面の支払い方法も更新する。決済失敗のお知らせメールを見落とさない。
3. 登録メールアドレスが、もう使われていなかった
更新のお知らせや大切な確認メールは、登録したメールアドレスに届きます。退職した担当者のアドレスや、使わなくなったアドレスのままだと、お知らせに誰も気づきません。
個人ではなく、info@ のような会社で共有しているアドレスを登録しておく。担当者が変わったら登録情報も見直す。
4. ドメインの名義が、制作会社や前の担当者になっていた
制作会社や担当者個人の名前・アカウントでドメインを取っていると、連絡が取れなくなったときに、自社のドメインなのに手を出せなくなります。
ドメインは自社の名義・自社のアカウントで取る。制作会社に任せる場合も、名義は自社にしてもらい、管理画面のログイン情報を受け取っておく。(用語集「ドメイン」)
5. 「初年度1円」で選んで、更新料金が高かった
取得がいちばん安いサービスが、更新もいちばん安いとは限りません。上乗せ料金が加わって、思っていたより高くなることもあります。
申し込む前に2年目からの更新料金と、上乗せ料金の有無を確認する(料金の比較表)。
6. 必要のないオプションまで申し込んでいた
申し込みの途中で、レンタルサーバーやメール、セキュリティなどのオプションがすすめられることがあります。チェックが最初から入っている場合もあります。
申し込みの最後の確認画面で、ドメイン以外の項目にチェックが入っていないかを確認する。Cloudflareでサイトを公開するなら、レンタルサーバーは不要です。
7. 個人の住所や電話番号が、ネットで公開されていた
ドメインの持ち主の情報は「Whois(フーイズ)」という仕組みで、誰でも調べられるようになっています。個人で取ると、自宅の住所などが見えてしまうことがあります。
個人で .com などを取るときは「Whois情報公開代行」(多くのサービスで無料)を使う。.jp は個人の住所が一般には表示されない仕組みですが、念のため登録内容を確認しておく。
8. DNSを切り替えたら、メールが届かなくなった
ネームサーバーを別のサービスに切り替えると、それまでのDNSの設定(メールの設定など)は使われなくなります。
切り替える前に、メールの設定(MX・TXT)を新しい側にも入れておく。くわしくは「DNS レコードを確認する」画面の見かたで解説しています。
9. 似た名前のドメインを取られた・打ち間違えた
取ったあとに、ハイフンのあり・なしや、.com と .jp の違いに気づくことがあります。似た名前を他人に取られて、お客様が間違えて別のサイトに行ってしまうことも。
申し込む前につづりを声に出して確認する。大事な名前なら、.com と .jp の両方を押さえておくのも手です。
10. 期限直前に、別のサービスへ移そうとした
ドメインを別のサービスに移す(移管する)には数日〜2週間ほどかかります。期限ぎりぎりだと間に合わないことがあります。また、取ってから60日間は移管できない決まりがあるドメインもあります。
乗り換えは期限の1か月以上前に始める。移管先がそのドメイン(たとえば .jp)を扱っているかも先に確認する。
料金の出典
2026年10月19日時点で確認した各社の公式ページです。最新の料金は、申し込む前にこちらでご確認ください。
- Xserverドメイン:料金一覧
- お名前.com:ドメイン料金/サービス維持調整費についてのお知らせ
- ムームードメイン:価格一覧
- さくらのドメイン:公式サイト
- Cloudflare Registrar:対応ドメインについて/TLDポリシー