サジェストとは、検索窓に文字を入力すると出てくる「検索候補」のことです。
たとえば「カフェ」と入力したときに、「カフェ 駐車場」「カフェ 子連れ」のような候補が出るイメージです。お客様が何を知りたいのかを考えるヒントになります。※候補は説明用の例です。
- Googleの検索窓に入力している途中で表示される、検索候補の言葉を指します。
- 検索回数の多い順や、上位表示しやすい順に並んでいるわけではありません。
- 候補をそのまま並べるより、検索した人の疑問に答える文章へつなげることが大切です。
サジェストキーワードとは?
たとえばGoogleの検索窓に「カフェ」と入力すると、その言葉に続く検索候補が表示されることがあります。この候補を、SEOの記事などでは「サジェストキーワード」と呼びます。Google公式では「予測入力候補」と説明しています。
入力を途中まで補う機能ですが、ホームページを作る側にとっては、検索する人がどのような条件や疑問を持っているかを考える材料にもなります。
検索の多さだけでは決まらない
Googleによると、候補には実際の検索が反映されるほか、言語、検索する場所、その時点の関心事、過去の検索なども考慮されます。単語やフレーズの候補には、ウェブ上の言葉のパターンが使われる場合もあります。
そのため、同じ言葉を入力しても、見る人や日時によって候補が変わります。候補の並びから月間検索回数を判断したり、一度の確認で「誰もがこの言葉で探している」と決めたりはできません。Google公式の予測入力の説明も参考にしてください。
Googleでサジェストキーワードを調べる手順
- お客様が使いそうな言葉を1つ選ぶ。
業種・サービス・商品など、まずは自分の事業に関係する言葉から始めます。「カフェ」「ホームページ制作」などです。 - 検索窓に入力し、検索を実行する前の候補を見る。
パソコンでもスマホでも確認できます。普段の検索履歴の影響を減らして確認したい場合は、下のシークレットウィンドウで調べる方法を参考にしてください。 - 必要に応じて地域名や条件を加える。
「地域名 カフェ」のように、お客様が探す場面に近づけてみます。空白や続きの言葉で候補が変わることもあります。 - 事業に関係する候補と、確認日・条件をメモする。
見つけた言葉をすべて使う必要はありません。自店で答えられる内容か、来店や相談の検討に役立つかを基準に選びます。 - 候補の言葉で実際に検索し、求められている情報を確かめる。
地図、店舗の紹介、解説記事など、どんな情報が出てくるかを確認します。上位ページの内容を写すのではなく、読む人の目的を考えるために使います。
シークレットウィンドウで調べる目的と開き方
普段のブラウザでは、自分が以前調べた言葉や、ログイン中のアカウントの情報が候補に影響することがあります。自分の履歴に引っ張られすぎずに候補を見たいときは、通常の画面と分けて使える「シークレットウィンドウ」が参考になります。必須の手順ではなく、候補を比較するための方法です。
これは、普段使っているウィンドウとは別の閲覧環境を開く機能です。ブラウザによって「シークレット」「InPrivate」「プライベート」と名前が異なります。新しいアプリのインストールは不要です。
パソコン:ブラウザごとの名称と操作
| ブラウザ・名称 | メニューから開く | ショートカット |
|---|---|---|
| Chrome シークレット | 右上の「︙」→「新しいシークレット ウインドウ」 | Windows:Ctrl+Shift+N Mac:Command+Shift+N |
| Microsoft Edge InPrivate | 右上の「…」→「新しい InPrivate ウィンドウ」 | Windows:Ctrl+Shift+N Mac:Command+Shift+N |
| Firefox プライベートブラウジング | 右上の「≡」→「新しいプライベートウィンドウ」 | Windows:Ctrl+Shift+P Mac:Command+Shift+P |
| Safari(Mac) プライベートブラウズ | 画面上部の「ファイル」→「新規プライベートウインドウ」 | Command+Shift+N |
キーの「+」は同時に押すという意味です。WindowsのFirefoxは、最後のキーが「N」ではなく「P」なので注意してください。
公式の操作案内:Chrome / Edge(英語) / Firefox / Safari
スマホ:ChromeとSafariで開く場合
- Chrome(Android・iPhone):Chromeの「︙」または「…」メニューから、シークレットタブを開く項目を選びます。スマホでは別ウィンドウではなく、通常のタブと分かれたタブとして開きます。
- Safari(iPhone):詳細メニューから「新規プライベートタブ」を選びます。バージョンによっては、タブ一覧を開き、「プライベート」に切り替えて「+」を押す操作になります。
操作名やボタンの位置は、アプリ・OSのバージョンによって異なります。画面が違う場合は、Android版Chrome、iPhone版Chrome、iPhoneのSafariの公式案内をご確認ください。
開いたら、ログインせずにGoogleで比較する
- 開いたシークレット・プライベート画面で、Google検索にアクセスします。Edgeなどでは標準の検索先がGoogleとは限らないため、アドレスバーへ言葉を入れるだけでなく、Googleの検索窓を使いましょう。
- Googleアカウントにはログインせず、通常の画面で調べたものと同じ言葉を入力します。検索を実行する前に、候補を確認します。
- 通常の画面との違いを見て、自分の履歴らしい候補に偏っていないかを確かめます。どちらかの候補だけを「正解」とは決めません。
- 確認が終わったら、開いたシークレット・プライベートのタブやウィンドウをすべて閉じて、通常の画面へ戻ります。
候補から、ホームページで答える内容を考える
候補を見つけたら、次に考えるのは「この言葉で探す人は、何がわかれば行動できるか」です。これが検索意図を考える作業です。
| 検索する言葉の例 | 知りたいことの仮説 | ホームページに載せる内容 |
|---|---|---|
| 地域名 カフェ 駐車場 | 車で行けるか、どこに止められるか | 駐車場の有無・台数・入口の写真をアクセスページに載せる |
| カフェ 子連れ | 子どもと一緒に利用しやすいか | 子ども用の椅子やメニュー、ベビーカー利用について、対応できる範囲を案内する |
| ホームページ制作 費用 | いくらかかり、何が含まれるか | 料金プランと、制作費・保守費・追加費用の違いを説明する |
| ホームページ 検索に出ない | 原因と確認方法を知りたい | 登録状態や公開設定の確認手順を、順番に解説する記事を作る |
既存のページで答えられることは、そこへ追加する
「駐車場」や「営業時間」のような情報なら、新しい記事を作るより、アクセスページや店舗案内を充実させたほうが探しやすい場合があります。言葉が少し違うだけのページを増やす必要はありません。
手順や背景の説明が必要なら、記事にする
「ホームページが検索に出ない」のように、いくつかの原因を順に確認する内容は、記事に向いています。タイトルで疑問を示し、冒頭で答えの方向を伝え、その後に具体的な手順を説明します。
写真、実際の対応範囲、費用の内訳、自分で試した結果など、自分のお店や事業だからこそ伝えられる情報を加えると、読む人が判断しやすくなります。
サジェストを使うときの注意点
候補があることと、検索回数が多いことは別
月に何回検索されるかを示す数字を「検索ボリューム」と呼びます。サジェストだけでは、その回数はわかりません。検索需要の大きさを比べたいときは、別の指標も確認し、候補の表示順位で決めないようにします。検索ボリュームの目安は、Googleのキーワードプランナー(無料で使う方法)で調べられます。
言葉を詰め込まず、質問に自然に答える
タイトルや本文に候補を何度も入れても、役立つページになるとは限りません。「カフェ 駐車場 子連れ 予約…」と並べるより、「駐車場は3台分あります」のように、実際の情報を読みやすく伝えましょう。台数などは、もちろん自店の情報に合わせます。
候補を事実や評判の証拠にしない
予測入力候補は、表示された内容が正しいことを保証するものではありません。ほかのお店や個人について、候補だけを根拠に断定する文章は書かないようにしましょう。
Googleも、検索順位を操作するための文章より、読者に役立つ内容を作ることを推奨しています。サジェストは、読者を理解するための出発点として使うのがおすすめです。Google公式のコンテンツ制作ガイド
公開後はSearch Consoleで確かめる
公開したページがどんな検索につながっているかは、Google Search Consoleの「検索パフォーマンス」で確認できます。対象ページと期間を絞り、表示回数・クリック数・検索クエリを見てみましょう。
ただし、プライバシー保護などの理由で、すべての検索クエリが表示されるわけではありません。一覧にない言葉を「まったく検索されていない」とは判断できません。また、表示回数は自分のサイトが表示された回数であり、その言葉の検索回数全体ではありません。
想定していた疑問に答えられているか、説明が不足していないかを見直し、必要な内容を追加します。サジェストの確認、ページの改善、公開後の確認を繰り返していきましょう。
よくある疑問
候補に出ない言葉は使わないほうがよいですか?
いいえ。候補に出ないだけで、需要がないとは言い切れません。お客様から実際に聞かれる質問や、地域ならではの疑問も、記事や店舗案内の大切な題材です。
検索結果の「関連する検索」と同じですか?
検索窓で入力中に出る候補と、検索を実行した後に結果画面に出る関連語は、別の機能です。どちらも調べる方向を考える参考になりますが、同じ一覧として扱わないようにしましょう。
サジェストを使えば検索順位は上がりますか?
使うこと自体で順位が保証されるものではありません。検索する人の疑問を理解し、それに答える内容を作るために役立ててください。
参考にしたGoogle公式資料
- Googleの予測入力候補の仕組み:候補の生成や、表示に影響する条件の説明。
- 有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成:読む人の役に立つ記事を作るための考え方。
- 検索パフォーマンスレポート:Search Consoleの指標と、表示されるデータの注意点。
お客様に伝わるページ構成や文章を、一緒に考えます。
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