キーワードプランナーは、言葉が月に何回くらい検索されているか(検索ボリューム)の目安を調べられる、Googleの無料ツールです。
- Google広告のアカウントが必要ですが、広告を出さなければ費用はかかりません。
- 広告を出していないアカウントでは、「100~1000」のように幅のある数字で表示されることがあります。
- 「どんな言い方で探されているか」はサジェスト、「どれくらい探されているか」はキーワードプランナー、と使い分けます。
キーワードプランナーでわかること
キーワードプランナーは、Google広告の中にある、広告に使う言葉を選ぶためのツールです。もともとは広告主向けですが、言葉がどれくらい検索されているかの目安がわかるため、ホームページの記事やページを考えるときにも役立ちます。
主に次のことを調べられます。
- 月間平均検索ボリューム:その言葉が、1か月に平均どれくらい検索されているか。地域(日本全国、都道府県など)や期間を指定できます。
- 関連する言葉の候補:入力した言葉や、ホームページのURLから、関連するキーワードの候補を出してくれます。
- 月ごとの増減:季節によって検索が増える言葉かどうかの目安になります。
「競合性」や「ページ上部に掲載された広告の入札単価」も表示されますが、これは広告を出すときの競争の激しさを表すもので、通常の検索結果(SEO)での上位表示のしやすさとは別の指標です。
広告を出さずにGoogle広告のアカウントを作る
キーワードプランナーを使うには、Google広告のアカウントが必要です。アカウントを作る途中で広告(キャンペーン)を作るよう案内されますが、キャンペーンを作らずにアカウントだけを作ることもできます。
- Googleアカウントでログインして、Google広告を開く。
「今すぐ開始」などのボタンから登録を始めます。お店や事業で使っているGoogleアカウントを使うと、後で管理しやすくなります。 - キャンペーンを作らずに進む。
画面の案内に沿って進むと、広告の目的や予算を聞かれます。ここで「エキスパートモードに切り替える」を選び、続く画面で「キャンペーンなしでアカウントを作成」を選びます。 - 国・タイムゾーン・通貨を確認する。
日本で使う場合は、国は「日本」、タイムゾーンは日本時間、通貨は「日本円」を選びます。タイムゾーンと通貨は、後から変更できない場合があります。 - アカウントの作成を完了する。
Google広告の管理画面が開けば完了です。
検索ボリュームを調べる手順
- キーワードプランナーを開く。
Google広告の管理画面で「ツール」(または「ツールと設定」)のメニューを開き、「キーワード プランナー」を選びます。 - 調べ方を選ぶ。
新しい言葉の候補を探すなら「新しいキーワードを見つける」、決まっている言葉の検索回数を見るなら「検索のボリュームと予測のデータを確認する」を選びます。 - 言葉を入力する。
「ホームページ制作 費用」「地域名 カフェ」のように、調べたい言葉を入力します。複数の言葉をまとめて入力することもできます。 - 地域と言語を合わせる。
お店の商圏が決まっている場合は、地域を「日本」から都道府県や市区町村に絞ると、実際のお客様に近い目安になります。言語は「日本語」を選びます。 - 結果をメモする。
調べた日、地域、期間と一緒に、検索ボリュームを記録しておきます。後で比べるときや、記事を書いた後の振り返りに使えます。
「新しいキーワードを見つける」では、自分のホームページのURLを入力して候補を出すこともできます。自分では思いつかなかった言い方が見つかることがあります。
「100~1000」のような幅で表示される理由
広告を出していない、または広告費が少ないアカウントでは、検索ボリュームが「100~1000」「1000~1万」のように、幅のある数字で表示されることがあります。Googleは、どのくらい広告を出せば正確な数字になるかの条件を公表していません。
幅があっても、SEOで言葉を選ぶ目安としては十分に役立ちます。
- 「10~100」と「1000~1万」のように、桁が違えば需要の大きさは比べられます。
- 同じ幅に入っている言葉同士は、どちらが多いかを数字で決めず、検索意図や、自分のお店で答えられるかで選びます。
- 正確な数字が必要なのは、主に広告の予算を決めるときです。数字を見るためだけに広告を出す必要はありません。
結果の見方と、SEOで使うときの考え方
| 表示される項目 | 意味 | SEOでの使い方 |
|---|---|---|
| 月間平均検索ボリューム | 指定した地域・期間で、1か月に平均どれくらい検索されたか | 需要の大きさの目安。桁の違いを見る |
| 月ごとの推移 | 月別の検索ボリュームの増減 | 季節の商品やイベントは、検索が増える前にページを用意する |
| 競合性 | その言葉に広告を出している広告主の多さ(低・中・高) | 広告の競争の目安。SEOの難しさとは別 |
| ページ上部に掲載された広告の入札単価 | 広告を検索結果の上に出すための、クリック単価の目安 | 高い言葉は、商売につながりやすい言葉であることが多い |
検索ボリュームが大きい言葉だけを狙わない
「カフェ」「ホームページ」のように検索ボリュームが大きい言葉は、大手のサイトや情報サイトが上位を占めていることが多く、上位に出るのは簡単ではありません。また、検索する人の目的もさまざまです。
「地域名 カフェ 駐車場」「ホームページ制作 費用 相場」のように、言葉を組み合わせて検索ボリュームが小さくなった言葉のほうが、探している人の目的がはっきりしていて、来店や問い合わせにつながりやすいことがあります。
「0」や表示されない言葉も、需要がないとは限らない
検索ボリュームがとても小さい言葉は、数字が出なかったり、候補に出てこなかったりします。お客様から実際によく聞かれる質問なら、数字が小さくてもページで答える価値があります。
キーワードプランナーに似たツール
検索ボリュームや関連キーワードを調べられるツールは、ほかにもあります。Google広告のアカウントを作りたくないときや、別の角度から確かめたいときの参考にしてください。
| ツール | わかること | 料金の目安 |
|---|---|---|
| Google トレンド | 言葉の人気が、時期や地域でどう変わるか。検索回数ではなく、いちばん多い時を100とした相対的な数字です | 無料・登録不要 |
| ラッコキーワード | サジェストや関連する言葉をまとめて一覧にできる。日本語の調査に強い国産ツール | サジェストの一覧は無料(回数制限あり)。検索ボリュームは有料プラン |
| Ubersuggest | 検索ボリュームの目安、関連キーワード、上位ページなど | 無料版は1日に調べられる回数が少ない。続けて使うなら有料 |
| Bing Webmaster Tools | Bingでの検索回数の目安と関連キーワード。Search ConsoleのBing版で、キーワード調査の機能があります | 無料(自分のサイトの登録が必要) |
| Ahrefs・Semrush など | 検索ボリューム、競合サイトの分析、順位の追跡まで。SEOの専門家や制作会社向けの本格的なツール | 有料(月額数千円~)。無料で使える範囲は限られる |
お店のホームページの言葉選びなら、まずは無料のキーワードプランナー+サジェスト+Google トレンドで十分です。有料ツールは、記事をたくさん書く場合や、競合サイトを詳しく調べたい場合に検討しましょう。
サジェストとの使い分け
| サジェスト | キーワードプランナー | |
|---|---|---|
| わかること | どんな言い方・組み合わせで検索されているか | 月にどれくらい検索されているかの目安 |
| 準備 | 不要。Googleの検索窓に入力するだけ | Google広告のアカウントが必要 |
| 数字 | 出ない | 出る(幅で表示されることがある) |
| 向いている場面 | 記事のテーマや、ページで答える疑問を考える | いくつかの候補から、どれを優先するか決める |
おすすめの流れは、①サジェストで言い方の候補を集める → ②キーワードプランナーで検索ボリュームの目安を比べる → ③自分のお店で答えられる内容かを考えて選ぶ、の順です。サジェストの調べ方はサジェストキーワードの記事で解説しています。
公開後はSearch Consoleで確かめる
キーワードプランナーの数字は、その言葉が世の中でどれくらい検索されているかの目安です。自分のホームページが実際にどんな言葉で何回表示されたかは、Google Search Consoleの「検索パフォーマンス」で確認できます。
狙った言葉で表示されているか、思っていなかった言葉で見つけてもらえていないかを見て、ページの内容を見直していきましょう。
よくある疑問
本当に無料で使えますか?
キーワードプランナーの利用自体に料金はかかりません。費用がかかるのは、広告(キャンペーン)を出して、広告がクリックされたときなどです。キャンペーンを作らなければ、費用は発生しません。
支払い情報の入力を求められました。
登録の途中で広告を作る流れに進むと、支払い情報の入力を求められます。広告を出すつもりがない場合は、キャンペーンを作らずにアカウントを作る方法(上の手順)を試してください。画面の案内はGoogle側で変わることがあります。
正確な検索回数を知る方法はありますか?
広告を出しているアカウントでは、より細かい数字が表示されることがあります。ただし、表示される数字も概数です。SEOの言葉選びが目的なら、幅のある数字で比べれば十分です。
参考にしたGoogle公式資料
- キーワード プランナーを使用する:キーワードプランナーでできることと、2つの調べ方。
- キーワード プランナーの統計情報について:月間平均検索ボリューム、競合性、入札単価などの意味。
- Google 広告アカウントを作成する:アカウント登録の流れと、国・タイムゾーン・通貨の選び方。
- 検索パフォーマンスレポート:Search Consoleで、自分のサイトが表示された検索を確認する方法。
どの言葉でお客様に見つけてもらうか、一緒に考えます。
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